
今回、鹿児島を訪れるにあたって
見ておくべき、知るべきことがありました。
知覧(ちらん)という場所が
太平洋戦争末期、沖縄へ向けた特攻隊の基地だったのです。

この知覧特攻平和会館では
隊員たちの多くの遺書などが展示されています。
出撃前日、母親や家族にあてた遺書を書く
20歳前後の若き隊員、母親の心中は計り知れません。
ちょうど語り部さんのお話を聞くことができました。
写真にあったまだあどけない笑顔の17歳前後の隊員たちは
出撃前夜でも無邪気、朗らかであったそうです。
そして爆弾を装着した飛行機が
沖縄へ向け知覧を飛び立って、
すぐに眼下に見える開聞岳に敬礼していったそうです。
この前日登った開聞岳にはこんなに
悲しい歴史もあったんですね。

僕が日本を旅していくなかで
今まで、沖縄、広島、長崎、大規模な空襲のあった新潟・長岡などを
訪れた際、戦争や平和について学びました。
戦争を体験された方々が高齢になってきているという
こともありますが、
今、もう一度、日本人は戦争や平和について学ぶべき時なのでは
と強く感じています。
鹿児島県南九州市: <'15 APR>