2012年11月27日

大黒様の思い出

IMG_5439.jpg

いわきにはかつて大黒屋という老舗の百貨店がありました。
そこには驚異の高額当選率を誇る宝くじ売り場があったんですね。
久しぶりに駅前を歩いていたらこんなことを思い出しました。

僕が20代の頃勤めた会社では、毎月のように福島県内に出張に来ていて
このいわきにもよく来ていました。
そしてサマージャンボや年末ジャンボなどの時期になると
いつも上司、先輩からこの売り場で買うよう頼まれてました。

しかしあるときは出発前にバタバタしてたこともあって
皆忘れてたんですね。
今回は頼まれなかったな〜なんて思いながら
水戸方面から北上していた夕方、
当時普及し始めた携帯電話が鳴りました。

課長:「ご苦労さん、今日はいわきだったな」  (おっ、きたきた)

oka:「はい」

課長:「どうだ天気は?」           (とりあえず天気ネタですか)

oka:「あー今日はずっと雨ですね」

課長:「ホテルはどこだ?」

oka:「いつものサンルートです」     (大黒屋に近かったのですが
                         今は閉館)  

課長:「そうか、雨の中悪いけどちょっと
    書類を買ってきてくれないか」     (ぷっ、書類ってあせあせ(飛び散る汗)

oka:「わかりました、連番の書類ですね」

すると電話の向こうから「オレもー、連番10枚ー!」などと
先輩たちの声が…!
 
そんな人たちにつられて僕も買っていたのですが、
3,000円当たったんですよ、しかも2回連続で…!


こんなエピソードはともかくとして
当時このいわきをはじめ福島にはかなり頻繁に来ていたのですが、
社会人なりたてのこの若造にも温かく、
ホントに皆さんによくしていただいたんですね。
そんな恩義が僕の心の中にはずっとあるんです。

だから今でも福島に対して特別な愛情がある理由のひとつなんですよね。

大黒屋はその後、郊外の大型量販店進出の煽りを受けたこともあり
2001年にちょうど創業100年で歴史を閉じました。
大黒様の宝くじ売り場は現在、近くのワシントンホテルへ移動しています。
(写真上)
ちょうど今は年末ジャンボを求めてまた行列ができてるでしょうね。


つい先日もぼけっとこの町を歩いてたら、
下校途中の子供から「さよーならー!」なんて
邪気の無い顔で言われてしまいました。
そんな町なんですよ。
だから好きなんです。




福島県いわき市:   <'12 NOV>


ラベル:大黒屋
posted by oka at 23:44| Comment(0) | 旅人が想うこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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