
映画
「ハーメルン」がついに公開になりました。
この映画は僕にとっても縁があるというか、
興味深い映画となりました。
舞台は福島の奥会津、昭和村にある木造校舎の廃校(旧喰丸小学校)
なのですが、
2009年4月、僕は旅の道すがらたまたま通りがかって
写真に収めていたのでした。
木造校舎を見つけるとつい寄ってしまうんですね。
パンフレットによると映画監督の坪川拓史さんもこの数ヶ月前、
撮影場所として運命的にこの校舎に辿り着いていたそうです。
そして2年近く経った
2011年2月(震災の直前ですね)、
下記に転記したように、ふと思い出してブログの記事にしました。
その記事にあるように、校舎は監督の熱意によって
解体延期となっていたものの
諸々の事情により度々の撮影延期、そして震災もありました。
その後、僕の頭の中では「ハーメルン」という言葉だけが引っかかって
いたのですが、こうして数年の年月を経てついに完成したのです。
東京から順次全国へ公開していくようですが、
さっそく渋谷へ出掛けました。
「八重の桜」も出演中の西島秀俊さん(会津とご縁がありますね)や
倍賞千恵子さんと好きな俳優の出演だったこともあり、
奥会津の美しい自然とともに
ゆっくりと時の流れを感じながら観ることができました。
公式サイト:
http://www.hameln-film.jp/僕が訪れたときは春先だったのですが、大きな銀杏の木が印象的でした。
映画のなかでも象徴的ですよね。
また秋深い時期に行ってみたくなったなぁ。
校舎もしばらくは残されるとのことです。
昭和村は静かな、静かな村でした。
以下は2011年2月の当時の記事をそのまま転記します。
「喰丸小学校」というタイトルでした。
僕のこのブログも時の流れを感じるなぁ。
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先日、別件で検索したあとなんとなくネット上を
流していたら、見覚えのある写真が…。
福島の奥会津地方にある
喰丸小学校。木造校舎の廃校です。
もともと木造校舎や分校には興味あったのですが
この時はたまたまドライブしていたら
たまたま発見して写真を撮ったはず。

膨大な旅写真の中から探しだしました。
日付を見ると
2009年4月。
この時は特にブログの記事にはしなかったんですね。

ネットの情報によると
喰丸小学校は明治22年開校、昭和55年廃校。
現在のこの校舎は昭和12年建築、体育館は昭和36年に建てられたとのこと。
そしてなんとこの美しくてかわいい体育館はこの年、
2009年に
解体されてしまったとのこと…

校舎は現在
「ハーメルン」という映画を撮影中で
監督の熱意により撮影終了まで解体は延期されているとのこと。

4月でもこの残雪の量。
奥会津の雪深さを感じてしまいます。

中央は
イチョウの木。
毎年秋には美しく色づくだろうけど
今年の秋にはもう校舎も無くなってるのかも

こうした校舎を残し、維持していくのは
現実的に難しいのだろうけど、
なんとかいい方法が無いのかといつも感じてしまいます。
このブログも<1>からもう数年続いていて、
旅写真もそれなりの量になっているのですが、
今回のように時の流れも感じてしまいます。
そんなこともあり
「ハーメルン」という映画は
倍賞千恵子さんも出演するみたいだし、
是非観てみたいですね。
校舎は映画の中で残るんだね

福島県昭和村: <'09 APR>
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福島県昭和村: <'13 SEP>