
前項に記したように先日、
信越トレイルの
全80kmを
踏破することができました。
雑誌がきっかけでこのトレイルを知ったのですが、
それまでは山登りといえばひたすら山頂目指して
ガツガツ登ることしかしてなかったので、
この尾根を進むトレイルにちょっと興味
持ったんですね。
最初はもちろん踏破など考えてなかったので
とりあえずコース的にラウンドしてスタート地点に戻れる
斑尾高原周辺を歩いてみることにしました。
(上)茶屋池周辺の美しいブナ林。
偶然にも公式ガイドブックの表紙と同じ場所でした


(上)はじまりの一歩、斑尾山登山口
そしてこのトレイルの象徴とも言うべき
ブナ林の
美しさに気づいてしまったんですね。
このときは昨年、もうオフ前の10月でした。
今年夏、再びブナ林に触れたくなり
見どころのひとつ鍋倉山〜茶屋池あたりの
セクション4を歩きました。
この時もまだ踏破は考えてなかったんですね。
結果的にこの時からずっとお世話になることになる
戸狩温泉・岸田屋さんのご主人の話を聞いていたら
踏破の意欲が湧いてきました。

(上)ブナ林に囲まれた茶屋池
踏破を目標に決めてからは涼しくなるのを待って
(標高1,000m程度のコースなので真夏は暑い

)
まずはとばしてしまった区間を歩きます。
時々先を急ぐように歩いてしまいがちですが、
「踏破は目標であって目的ではない」ということを自身のキーワードにして過程を楽しむことを
忘れないようにしました。

(上)色づき始めたブナ林、伏野峠付近にて
特に後半は日本海側の展望が開けたり、
ブナ林が連続し尾根歩きの醍醐味を満喫できました。
しかし尾根歩きということはスタート地点と
ゴール地点のクルマのアクセスを考えなければなりません。
有難いことにその点も岸田屋さんに協力いただきました。
まずゴール地点へ2台で行き、自分のクルマを置き、
スタート地点へ戻るという作業を繰り返しました。
その車中でのご主人のお話も興味深いことばかりでした。
トレイル上で話した人たちも、1台で行動するとどうしても
ピストンの行程になってしまうということを
よく聞いたので、僕は本当に幸運だったと思います。
それにこのトレイルはボランティアの方々によって
整備活動を行っているとのことで、
全行程安全かつ快適に歩くことができました。
これは本当に感謝すべき素晴らしいことだと思います。
こうしていろんなことを感じたトレイルの日々でした。
まだまだいろいろ思うことがあるような気がしてますが、
とにかく充実した良い経験ができたことは間違いありません。
だから終わりのころは淋しくなってしまったのかも
しれませんね。
このブログでは全行程の記録をまとめられたので
よかったら見てくださいね

自分でも振り返って見てみたのですが、
心境の変化がありつつ虹、猛暑、雨、地震…
いろいろありました…。